ちょっと変わってる・・・?愛車紹介(クルマ編)
スズキ、HT81S型スイフトスポーツ。
今では4代目になるスイスポの始まりであり、僕の愛車でもあります。
今回はそんな愛車の紹介を・・・
激しく主張しているステッカーは、家庭用のプロッター(ステッカー作る機械)で全て自作し、自分で施工しました。
車両デザインは2003年のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)に参戦していたignis super 1600、カタルーニャラリーでスズキのエースドライバー、ダニエル・カールソンが乗っていたマシンの仕様を模して作成しました。
通常は黄色のマシンなのですが、カタルーニャの時のみスポンサーの関係で白色のマシンになったとかなんとか。
惜しくもこの年、ダニエル・カールソンは優勝することができず総合2位の成績に終わってしまいます。
この型のスイフトをベースにしてのラリー参戦はこの2003年に終了してしまい、翌年からは姉妹車のクルーズをベースにしたignis super 1600が参戦しています。
そんなJWRCにも参戦したスイフトスポーツ、ベースグレードのスイフトは 2000年に発売されました。
2003年、スイフトに新たに設定された"スポーツ''グレードが僕の愛車です。
ベースグレードと異なり様々な専用装備が装着されています。
パッと見てわかる点は、ベースグレードの5ドアと異なり3ドアへ変更されている点。
5ドアから3ドアへの変更というだけで、かなりスポーティーになったと感じます。
スイフトスポーツが3ドアなのは、国内はこの初代が最初で最後。
これ以降のスイフトスポーツは全て5ドアになっております。
3ドアから5ドアへ変更した理由は様々だと思いますが、一番の問題は恐らくコストの面でしょう。
2種類のボディを作るとそれなりのコストがかかるわけですから・・・
しかし海外では2代目以降のスイフトスポーツも3ドアの設定があり、5ドアと選ぶこともできます。
海外では両方ともそれなりに売れており、元が取れているのでしょうか?
コストの面で工夫しているといえば、この初代スイフトスポーツはマニュアルトランスミッションのみの設定になっています。
これはモノグレードにすることによって生産コストを抑えるため。
他にもフットレストがオプション等、コストカットには多くの努力が見られます。
インテリアもスポーツ専用装備が多数あり、革巻きのステアリング、カーボン調の内装や240km/hスケールのホワイトメーターがいい演出になってます。
個人的に気に入っている夜間はブルーの照明に照らされるメーター。
豪華に専用設計が施されたシート。
RECARO社のLXに似ておりますが、骨格はスズキが設計、クッションはRECARO社が設計した専用品。
勿論、インテリアだけのスポーツではなく、走りの面でも専用のエンジンを搭載するなどしてスポーティーな味付けになっています。
新車価格は119万円のこのクルマ、様々な流用やコストカットの積み重ねで、非常にコストパフォーマンスのいい車になっていると思います。
不満があるといえば、雰囲気だけの装備品が多く、エンジンなんかも特段面白いものではない、といったところでしょうか。
運転自体は車重が軽いため、非常に楽しいです。
しかしそんな不満が出てしまうのはしょうがないこと。
なぜなら、スイフトスポーツが発売される少し前の軽スポーツと新車価格があまり変わりません。
よく間違えられるkeiワークスの方が値段が高かったり・・・
軽自動車より性能の良い普通車を、軽自動車より安い値段で出している。
割り切りが大事でしょう。
そんな初代スイフトスポーツですがよく「このクルマはなんですか?」と聞かれることがあります。
初代のスイフトスポーツですよ、と答えると
「え、これがスイフトスポーツ?」
なんて言われます。
・・・まぁクルマ好きじゃないとこんな不人気車知りませんよね。。。
そんなこともあり、これを見てもらって少しでもこの不人気車のことを知ってもらえればなぁと・・・
そんな思いで書いた記事でした。